俺にとってファリとチャックの関係って、
お互いがお互いのことを「すげぇヤツ」と思ってる、って感じなんです。
チャックは、最初に見せ付けられたような、力の差を、自分が強くなってもなおファリドゥーンにずっと感じ続けていて。
だから「あ、これくらいすごい男にならルシルを任せられる！」って、
ルシルを想ってファリに譲ったって感じ。
一方ファリはファリで、自分の弱さを見せ付けられるわ、ぶっちめられるわで、
もう完敗も完敗。
チャックの「その場を瞬時に凍らせる口撃」でメタメタにうちのめされてしまいますが、その口撃は別に理不尽なものでなく、筋も通ってるし 反論できないくらい自分も納得しちゃってるしで、
「ああ、これがルシルの言っていた“チャック”なんだな…」
「“ルシルが好きになったチャック”なんだな…」って、
何かこう「こいつには敵わない…」って距離を感じちゃったんだと思うんですよ。
アレですよ、元彼への想いを彼女のクチから聞いちゃうと、変に意識しちゃって、元彼がすごく大きな存在に見えちゃうみたいな。
無意識の劣等感から感じる、距離…っていうんですかね。
そんくらいすごいのに、さらにチャックはルシルを自分に任せてくれた。
そこでさらに距離感がぁぁぁッ（笑）
その距離は“憧れ”に近いものになったんじゃないかなと思えてまして。（笑）
アレだな〜、SO2のクロードとディアスとレナの関係みたいなもんだな〜。
前例があるからどうしてもそう思えてしまう。（笑）

互いに互いをそんな風に見ているから、お互いに「なんで？」って思うような出来事が、ちょこちょこ2人のやり取りの間で垣間見れるとおもしれぇ…
ちなみにルシルは、チャックのこと本命だったんだけど、
諦めようとしてファリに走ろうとしてるように思えてなりません…
別にルシルが悪女だ！ってワケじゃないんですが、チャックのことを諦めようとしつつ、でも気になっちゃう…って 感じがして、けなげというかすごいというか…
ちなみにファリドゥーンを撃ち抜いたとされる言葉に関しては、きっと素でいえたんだと思ってます。
ハニースデイで出会ったときの口調とかから見て、の考えなのですが…
うん、だからとにかく、ルシル最強ッ♪

完璧っぽい男、ファリドゥーンですが、なんかマジメ過ぎて、
こういうところで「はぁ!?」って思われるようなことをやらかしちまう人だと思います。
でも、そういう「はぁ!?」を積み重ねることで、彼自身救われていくんでないかなとも思っております。